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モンタージュ福笑い

言語聴覚士さんのご依頼で、「福笑い」を作りました!
「失語症友の会」という団体様のリハビリ活動の一環として福笑いもやってみたいとのこと。
開催時期が節分に近かったので、モチーフは「鬼」ということにしました。
ただ今回は、子供用ではなくて大人用として活用するため、
従来の福笑いよりも、ちょっと一工夫してみました。

題して『モンタージュ福笑い』とでも申しましょうか?!
会話が不自由な患者さんが二人一組になって、
相方さんとのコミュニケーションを図る際、楽しみながらできるように
顔のパーツをそれぞれ5パターンずつ用意してみました。


また、当初は台紙をA3サイズくらいの大きさの紙で、というご依頼でしたが、
顔の周りに余白があると、顔の内側に目鼻等のパーツの置くのが慣れないと難しいかも!?
と思い(本来は、それも福笑いの面白さだったかもしれませんが)
あえて、顔の輪郭に合わせて切り出して、触るとどのへんにパーツを置いたら良いか
見当がつけられるようにしました。

因みに、今回用意した5パターンをそれぞれ組み合わせるとこんな感じ。
(左から 鬼風、劇画風、少女漫画風、おたふく風、ネコ風)

ですが、それぞれに両マユ、両目、鼻、口がバラバラのパーツなので、組み合わせは自由!
やる人それぞれに色々な顔を楽しめると思います。

以下の写真は、「失語症友の会」開催当日の様子です。
患者さんたちも、それぞれの相方さんとコミュニケーションをとられ、
大いに楽しんでいただけたようでした。